デザインコンセプトを設定するためには、まず【ホームページ作成の目的】と、【ターゲットを絞る】ことが大事です。
これをしっかり決定していないとデザインにブレが出て、どの人からも敬遠されてしまうサイトになるかも知れません。
例えば、ある2つの「美容院」のショップサイトを作成する場合を考えてみましょう。
<美容院A> 経営5年目 地域密着型、トリートメントに力を入れている
サイトの目的 → リピート客を増やしたい
ターゲット → 3,40代の女性 / 美容に関心のある人
<美容院B> 経営3年目 最先端の技術やスタイルを取り入れる
サイトの目的 → 新規顧客を増やしたい
ターゲット → 20代の、おしゃれに関心のある男女
例えば、最近髪質が変わって悩んでいる40代女性Cさん。
おしゃれとも縁が遠くなりがちな彼女が、トリートメントもしてもらえる美容院はないかと探しました。
出てきたホームページは、トップページから若いカットモデルの写真がどーん。
本当は目当てのトリートメントのメニューもあったけれど、
「若いモデル使ってて、私向けじゃないわね」とそのページを閉じてしまいました。
こんな風に思われないためにも、ターゲットに合わせたビジュアル選択は大事です!
<美容院Aのターゲット>
年代性別 : 3,40代の女性
意識 : 美容に関心はあるが気張ったオシャレはしない、ルックスに自信はないが綺麗になりたい
↓
<ターゲットに向けた目的>
・気軽に美容院へ来てもらって綺麗になる手助けがしたい
・何度でも来てもらい、より顧客に合ったトリートメントが出来るようにしたい
↓
<デザインコンセプト>
・気軽に入れるよう、店内の写真を印象づける
・親切で温かみのあるイメージ
<美容院Bのターゲット>
年代性別 : 20代男女
意識 : オシャレに関心がある、はやりのヘアースタイルにしたい
↓
<ターゲットに向けた目的>
・顧客の望むスタイルを表現したい
・顧客に合った美容師を見つけて欲しい
↓
<デザインコンセプト>
・店の作品であるカットモデルの写真を印象付ける
・店の主力スタイルから、デザインイメージを作る
ターゲットを決め、ターゲットにどうして欲しいか考え、そうしてもらえるためにはどうもてなせば良いのか、
ということを考え、デザインコンセプトを決めてゆくのが良いと思います。
歓迎パーティを開くようなイメージです。
どうしたらこの人は気に入ってくれるかな?仲良くしてくれるかな?
そんな気持ちを持ちながら考えて行けると、良いホームページを作れると思っています。